予告編から伝わってきた、

単純に楽しめる作品を期待していくとガッカリ。

あまりに薄っぺらい若者の傍若無人ぶりに不快感すら感じた。


城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)、

雪山のバカ3人組"雪猿"たちの行動は、

犯罪行為であって、

愛すべきキャラクターになっていない。

羽住英一郎監督が

「LIMIT OF LOVE 海猿」で描いた若者には説得力があった。


救いといえば、

ヒロインである田中麗奈の演技が素晴しかったこと。

前半はコミカルで、

一転、彼女に関わる秘密が分かってからはシリアスに。


冒頭、山頂からの滑走シーンは、

爽快で、美しく、ダイナミックなモノだったが、そこがピーク。

あまりにお粗末なエンターテイメント。

友情と挫折にしても、恋愛モノにしても中途半端。


元々、大作にならないようストーリーなのだから、

もう少し作り方があったと思うのですが。

気持ち良く劇場から帰らせて欲しかった。


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