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2007年公開としては断トツNo.1。

大林宣彦監督の尾道三部作同様に、

とっても愛おしい作品に久しぶりに出逢えた喜び。


舞台となる島根県浜田の山あいの分校、ノスタルジックな風景。

右田そよ(夏帆)と大沢広海(岡田将生)、

二人の恋愛が主軸になるが、

出来事としては、村祭りと修学旅行くらい。

中二の夏から高校進学までの1年半の時間、

ゆっくりと何気ない日常が流れる。


夏帆が演じたそよの天然キャラが、ウブで可愛い。

人を好きになる、普遍的な思い、感情。

二人の心の揺れ、微妙な変化が伝わってくる。

観ていて10代に引き戻されたよう気になる。


山下敦弘監督の「リンダ リンダ リンダ」は、

高校のガールズバンドを描いていてこちらも好きなタイプの作品。

脚本の渡辺あやは、「ジョゼと虎と魚たち」が有名だが、

「約三十の嘘」の方が好き。


地元のシネコンで予告を観たはずなのに、結局上映されなかった。

地方の映画事情は相変わらず厳しいモノがある。

尾道三部作(「転校生」、「時をかける少女」、「さびしんぼう」)



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